あけましておめでとうございます
令和になって初めてのお正月
みなさまどうお過ごしでしょうか。
私は昨年のお正月は前日の大みそかから発熱し、まさに寝正月でしたので、今年は絶対に熱を出さないぞという想いからか、無事熱を出すこともなくお正月を過ごすことができました。
今年はいい一年になりそうです
実は昨年から8か月コースで月1回九州まで研修に通っております。
もともと勉強好きの私は、東京でも休みはほぼ研修やセミナー・講習会などで過ごしていることが多く、たまに地方に行くこともありましたが、月1回という定期的な研修で、しかも超ハードな宿題と九州までの往復。
朝は始発便に乗って、九州でも丸2日ほとんど缶詰での研修。
帰りも夕食も食べる時間がない状態で、飛行機に慌てて飛び乗っても夜10時過ぎにやっと帰宅との過密スケジュールで、正直かなり大変ですが、素晴らしい指導者と多く熱心な仲間にも恵まれとても充実しています
土日の研修のためどうしても土曜日を休診にしなくてはならず、ことのほか土曜日しかお越しになれない患者様にはご迷惑をおかけし、大変心苦しく思っております
それでも、研修を積むことによって今以上にステラデンタルクリニックに通ってくださる患者様によりよい医療をご提供できると確信して研修に勤しんでおります
しかし、昨年末主宰であられる下川先生が突然急死されました。
最後に九州の研修室でご挨拶させていただいた時のうなずいたお顔を思い出しても、あまりにも突然のことで未だに信じられません。
実はお亡くなりになった翌日は、東京支部の歴代の先生方が集まっての勉強会を八重洲で予定していました。
正直どうなるかと思っていたのですが、お亡くなりになった下川先生は絶対にやらなかったら悲しむとの意見が多く、予定通り執り行いました。
とてもレベルの高い内容で大変勉強になったのと同時に、下川先生の歯科医療人としての姿勢をつくづく感じられた時間であったと思います。
医療に携わる者としては、天職としてその仕事を続ける限り、常に新しい治療技術や知識の研鑽をし続けながら自分の臨床の中に取り入れて、患者さんのためによりよい結果を出さなくてはなりません。
下川先生は、「技術の方法論を中心に学ぶのも大事ですが、もっとベーシックな医療人としての理念と技術を一体化させ、医療人としての姿勢を育むような学び方をしてほしい」とおっしゃっていました。
長く臨床に携わらせていただき、つくづくその通りだと実感するとともに、「知識や技術だけでは医療は成り立たない、患者さんという人を診るために必要不可欠な人間学を学んでいかなくてはならない、ということを痛感することになる。」とのお言葉にも深くうなずいてしまいます。
歯科人生は「終生研鑽」なり
下川先生のご冥福を心からお祈りするとともに、下川先生から学んだ歯科医療人として姿勢を常に持ち続けて、今後ともさらに一層歯科医療に真摯に携わったいきたいと思います。
今年もどうぞよろしくお願いいたします